毎日のお味噌汁やお料理にだしは欠かせないものですが、みなさんはどのようにしてだしを取っていますか。
本来なら鰹節や煮干し、昆布などの天然素材からだしを取るのが理想ですが、手軽な顆粒だしなどを使っていらっしゃる方も多いと思います。
ここでは天然だしと顆粒だしの違いについてご紹介したいと思います。
天然だしとは…天然だしとは、鰹節や昆布、椎茸など、天然の食材から取れるだしです。
かつお節や煮干しなどの動物性の食材には核酸の一種である「イノシン酸」、昆布などの植物性の食材にはアミノ酸の一種である「グルタミン酸」、椎茸などのきのこ類には「グアニル酸」という「うま味成分」が豊富に含まれています。
天然だしの特徴として、香りが良く、うま味や栄養も豊富なので、だしだけでもとっても美味しく、余分な調味料は必要ありません。
また、うま味成分の他にも、食材が持っているビタミンやミネラルなども一緒に抽出されます。
天然だしは食材のいいところを効率的にとれる食品ということですね!
顆粒だしとは…顆粒だしは、その名の通り粒や粉状になっているだしのもとであり、煮たてたお湯の中にサッと入れるだけで溶け出し、簡単にダシのベースを作ることができるものです。
鰹節や煮干しなどの粉末をメインに使用したものに、調味料等で味付けがしてある「顆粒だし」と呼ばれる名称のものと、食塩や砂糖がメインに、素材やエキスで味付けがしてある「風味調味料」の2つに分かれます。
スーパーなどで比較的安い価格で売っている顆粒だしの大半は「風味調味料」と呼ばれるもので、
名称は「風味調味料」、原材料名は「食塩」や「砂糖」から始まるものが多いのが特徴です。